「急に腰が抜けるように痛くなった」
「朝、かがんだ瞬間に激痛が走った」
こうした“ぎっくり腰(急性腰痛症)”は、誰にでも起こる可能性があり、整体院にも頻繁に来院される症状の一つです。
本記事では、整体師・カイロプラクターとしての視点から、ぎっくり腰の原因、整体による改善方法、再発予防までを詳しく解説します。
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■ ぎっくり腰とは?
医学的には「急性腰痛症」。
筋肉・靭帯・関節・椎間板などの炎症が急に起こることで発生する強い腰の痛みです。
レントゲンでは異常が分からないことも多く、
実際には複数の原因が重なって起こる“身体の総合トラブル”です。
■ ぎっくり腰の主な原因
整体的・医学的視点の両方から解説します。
① 筋肉の過緊張
長時間のデスクワーク、立ち仕事、猫背、運動不足などによって筋肉が硬くなり、
わずかな動作で炎症が起こりやすくなります。
② 骨盤・背骨のゆがみ
骨盤の傾き(前傾・後傾)、腰椎の可動性低下により、
負担が一点に集中しぎっくり腰のきっかけになります。
③ 冷えによる血流低下
特に冬場やエアコン冷えの環境では、筋肉が硬くなり炎症が起こりやすくなります。
④ 内臓疲労・自律神経の乱れ
ストレス、睡眠不足などで自律神経が乱れると、
腰回りの筋肉が緊張しやすくなり「慢性的な腰の弱り」を生みます。
★ ⑤ 免疫の低下
免疫が低下すると、
- 筋肉の回復力が落ちる
- 炎症が起きやすくなる
- 全身の緊張が取れにくい
特に風邪ぎみ、疲労蓄積、暴飲暴食、睡眠不足の時にぎっくり腰を起こす人は多く、
整体院でも 「風邪の後にぎっくり腰になった」 という方はかなり多いです。
免疫低下は隠れた大きな原因の一つです。
■ ぎっくり腰は整体で改善できる?

答えは YES です。
適切な整体アプローチを行えば、多くのケースで痛みは早期に改善します。
整体で行う主な施術は以下の通りです。
● ① 痛みの原因となっている筋肉・筋膜をゆるめる
急性症状に対応する安全な手技を使い、炎症部分の負担を軽くします。
● ② 骨盤・背骨のバランス調整
偏った負担を取り除き、痛みが引きやすい身体に整えます。
● ③ 神経の興奮を鎮めるアプローチ
呼吸調整や軽い矯正により、痛みを増幅させる神経の過敏状態を落ち着かせます。
● ④ 内臓疲労・免疫低下へのアプローチ
内臓の位置や緊張、腹部の張りを整えると、回復が早まるケースが多いです。
● ⑤ 自律神経を整えるケア
呼吸、頭蓋アプローチ、背骨調整を組み合わせて行います。
■ 発症直後の正しい対処法(非常に重要)
● ① 温めない
急性期の炎症が悪化します。湯船は控えめがベスト。
● ② 氷で10〜15分冷やす
痛みが強い場所をアイシング。
※冷やしすぎは逆効果。
● ③ 痛みの少ない姿勢で休む
横向きで軽く膝を曲げる「胎児の姿勢」が最も負担が少ないです。
● ④ 動ける範囲で軽く動く
完全安静は逆に治りを遅くします。
■ 整体院での施術の流れ(例)
① カウンセリング・動作チェック
痛みの原因、関節の動き、筋肉の緊張度、骨盤の歪みの評価。
② 痛みの鎮静
アイシング・呼吸調整・軽い調整など安全な方法で炎症を抑える。
③ 骨盤・背骨の調整
無理のないソフトな矯正で体を整える。
④ 深部の筋膜リリース
慢性化の原因である筋膜のねじれを優しく解除。
⑤ 再発予防指導
- 正しい起き上がり方
- 腰に負担をかけない座り方・生活動作
- 自宅でできるストレッチ
などを指導します。
■ ぎっくり腰は「再発しやすい」
一度ぎっくり腰を経験すると
1年以内に約30〜40%の人が再発すると言われます。
理由は
- 姿勢
- 免疫低下
- 内臓疲労
- 骨盤の歪み
- 慢性的な筋肉の硬さ
といった 根本原因が改善されていないから です。
整体はこの「根本の部分」にアプローチできるため、
再発予防に非常に効果的です。
■ まとめ
ぎっくり腰は突然起こるように見えて、
実は 日々の姿勢・筋肉疲労・免疫低下・内臓疲労 といった積み重ねが原因です。
整体では
- 炎症の負担軽減
- 骨盤・背骨調整
- 筋膜の緊張改善
- 自律神経・免疫低下へのアプローチ
- 再発予防の生活指導
といった総合的な施術が可能です。
「早めの施術」「正しい対処」「根本改善」
これが最速で治すための3つのポイントです。


